多田修平はスタートフォームの変更で五輪代表内定!過去のフォームや記録から変化を確認!

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多田修平さんが2021年の東京オリンピックの代表に内定しましたね!多田修平さんは過去のスタートフォームから変更したことにより、苦しみながらもその成果を今回の大会で出すことが出来ました。

では、多田修平さんの過去のフォームや記録はどのようなものだったのでしょうか?これまでの多田修平さんのフォームがどのように変わったのかみてみましょう!

目次

多田修平プロフィール

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  • 名前:多田 修平(ただ しゅうへい)
  • 生年月日:1996年6月24日
  • 出身地:大阪府東大阪市
  • 学歴:東大阪市立石切中学校→大阪桐蔭高等学校→関西学院大学法学部
  • 陸上競技種目:短距離走

多田修平さんは陸上競技を中学校時代から取り組み、平成23年の第65回大阪中学校総合体育大会に出場しました。当初から才能を見せていて、男子100m決勝で11秒52で5位に入賞をします。

その後は大阪桐蔭高等学校へ進学し、第67回全国高等学校総合体育大会陸上競技大会に出場。男子100m決勝で10秒78のタイムで6位となった記録があります。

高校卒業後は関西学院大学へ進学し、大学進学を機に記録が向上するようになりました。関西インカレでは男子100mで1年生ながら10秒43の記録で優勝。翌年の関西インカレ男子100mでも10秒33の大会新記録をマークして連覇を達成しました。

多田修平のスタートフォームが凄い!

では、そんな多田修平さんのスタートフォームが凄い!と言われていますが何がすごいのでしょうか?

2021年6月25日のオリンピック代表を決めた時のレースをみてみましょう!

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第5レーンの赤枠が多田修平選手です。写真を見ると、誰よりも姿勢が低いのが分かりますよね!多田修平選手のスタートは低い姿勢からグッと前に出てることから『ロケットスタート』とも言われています。

そんな多田修平選手はこのスタートの姿勢が出来るようになるまでに様々な苦労をしたようです。では、そんな多田修平選手の過去のフォームから現在どのように変わったのか、苦労したエピソードまでみてみましょう!

多田修平の過去のスタートフォームは?

多田修平の過去のフォーム

ロケットスタートを得意とする多田修平選手の過去のフォームは、現在よりも低い姿勢でピッチ(回転)を回していました。その為、低い姿勢からグッと抜け出しスタートから中盤までは抜群のスピードに乗ります。

ですが、後半になると細身の体がそっていく悪癖があり失速してしまい、前半に低い姿勢でピッチを回しすぎているのが原因で後半にバテてしまうのが悩みでした。

そんな多田修平選手のフォームがこちらです。

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このフォームを見ると、確かに他の選手に比べてとても低い位置からのスタートをしていますよね!この後、多田修平選手が他の選手よりも前に出ています。

しかし、後半になると他の選手もどんどん伸びてきて次第に追いつかれてしまう事や、タイムの伸び悩みがあり、今のフォームのままではダメだと考え新しいフォームにチャレンジすることにしたようです。

多田修平の新しいフォーム

では、新しく変えたフォームはどうでしょうか?画像をみてみましょう!

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第5レーンにいるのが多田修平選手です。横から見た画像が見つからなかったので、観客席からみたスタートの様子です。

これを見ると、やはり多田修平選手の姿勢の低さがとても分かりますよね!では、今までのフォームとどのように変わったのでしょうか?写真では分かりにくかったので、どこを変更したのか調査してみました。

  • スタート時の腰をやや高い位置に変更
  • ピッチではなく、一歩一歩、地面を蹴っていくイメージに変更

この2点を変更したようです。そうすることで、中盤までの持ち味が維持され、後半にも力が温存し、世界で勝負できるようになりました。

多田修平選手が9秒8、7台という目標を持つからこそのチャレンジを行なったようです。

フォームの変更により苦しんだ4年間

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フォームの変更を考えてチャレンジを始めてからの大会では、なかなか思うような成績を残せなかった多田修平選手。

当時2018年の抱負を「まずはアジア大会を制して、2020年東京五輪に弾みをつけたい」と宣言をしていましたが、「スタートを改善する中でピッチも落ちて焦りもある。切れを取り戻していきたい」となかなか結果が出ないことへの焦りが見えてきました。

そんな多田修平選手の記録の結果がこちらです。

  • 2018年/大学4年生
    関西学生陸上競技対校選手権大会…優勝(10秒30)
    日本選手権…5位(10秒22)
    日本インカレ…3位(10秒36)
  • 2019年/社会人1年目
    出雲陸上…2位(10秒22)
    織田記念陸上…2位(10秒21)
    セイコーゴールデングランプリ…6位(10秒12)
    日本選手権…5位(10秒29)
    福井ナイトアスリートゲームズ…2位(10秒20)
    富士北麓ワールドトライアル…優勝(10秒15)
  • 2020年/社会人2年目
    福井ナイトアスリートゲームズ…4位(10秒21)
    日本選手権…5位(10秒34)
    木南道孝記念陸上…優勝(10秒22)
  • 2021/社会人
    出雲陸上…2位(1008
    織田記念陸上…4位(1032
    Ready Steady Tokyo…2位(10秒26)
    関西実業団選手権…優勝(10秒19)
    布勢スプリント…2位(10秒01)

多田修平選手は2017年頃からフォームの変更を行なっていましたが、確かに2018年以降もなかなかフォームを改善した結果が出ていないように見えます。

そのことにコーチからは「足が前に出てくるのが遅れている」アドバイスを受け、スタートを17年のスタイルに戻していたのですが、前年の感覚とは違っていたようです。

その後もなかなか好走ができず、「加速が今年は一切ない。いまは全く自分の武器がない」と落ち込む多田修平選手。

スタートを改良したはずなのですが、持ち味のピッチがなりを潜め、課題としていた後半の伸びにも好影響が出ず、昨年のスタートに戻しても結果がついてこないというメンタル的にもとても辛い時期を過ごしていました。

多田修平はスタートフォーム変更で好タイムを更新!

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今までの努力の結果が出たのは、東京オリンピック代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権です。

2021年6月25日に行われた男子100メートル決勝では、多田修平選手が10秒15(追い風0.2メートル)の記録を出し優勝し東京五輪代表に内定しました。

多田修平選手は東京オリンピックの代表に決まった事をこのように話しています。

「ずっと苦しい思いをして、日本選手権も5位とかばっかりだった。納得いくような復活ができたので感極まった。この決勝は今まで以上に集中して、結果を出せてホッとしているという気持ちです。(終盤は)正直、あまり記憶がない」

引用:THE ANSER

今までの試合では、2位が多く自信を引き立て役と悔しがっていましたが、今回の大会で主役に変わりました。

今後について多田修平選手はこのように語っています。

「まだ僕の中では2017年以上を目指している。もっと上を目指して調整していければいい」。もう脇役なんて言わせない。

まだまだこれから!と考えているようです!東京オリンピックでの活躍が楽しみですね!!

 

 

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