連日ロシアとウクライナの戦争の様子が報道されていますよね。そんな中、3月1日にEUに加盟したと報道されています。
では、ウクライナがEUに加盟することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
この記事では、ウクライナがEUに加盟することでどのようなメリットがあるのかをまとめました。
ウクライナがEUの加盟申請書にサインと報道
2022年3月1日にウクライナがEUに加盟する為の申請書にサインした事が報道されました。その内容がこちらです。
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、欧州連合(EU)への加盟申請書に署名した。インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。同国のEU加盟をめぐっては27日、EUの行政トップ、フォンデアライエン欧州委員長が支持を明言していた。
引用:朝日新聞
EUへ加盟する為の申請書にサインした事がこんなにも大きく報道されるということは、現在のウクライナとロシアの関係に何かしらの問題が起きるという事が考えられますよね。
では、どのような事が考えられるのでしょうか。
ウクライナがEUに加盟することで起きる問題とは?
ウクライナがEUに加盟することで起きる事は軍事的支援を受けることが出来るということになります。
EU加盟国は相互防衛条項により、「自国領土への武力侵略の被害者」である国を援助することを義務づけられている
つまり、ロシアの攻撃を受けているウクライナがEUに加盟することにより、EUに加盟している国から軍事的支援を受ける事ができるということになります。
つまりロシア側からすると、今よりもウクライナが武力を持つことになるということです。
ロシア側からするとかなり深刻な問題ですよね。では他にウクライナがEUに加盟することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ウクライナはEUに加盟することでどのようなメリットがある?
ウクライナがEUに加盟することで起きるメリットはこちらです。
- どこの国が攻撃されても全体で支援するという約束がある
- 平和の実現
- パスポートなしで国を移動できる
- 共通通貨であるユーロの使用
- 加盟国による協力で大国と渡り合える
- 科学や技術の発展
- 軍事力強化
- 経済発展
- インフラの整備
このようなメリットがあります。
現在ロシアから攻撃されているウクライナにとっては、EU加盟国から支援してもらい自国を守る事ができるということになりますね!
ウクライナのEU加盟はいつになる?
では、ウクライナの加盟はいつ頃になるのでしょうか?ウクライナからすると、現在ロシアから攻撃されている以上早急に加盟したいところですよね。
調査をしたところ、加盟時期については発表されていませんでした。
ですが、EUへの最新の加盟国であるクロアチアの場合、2013年に正式に加盟が認められるまでに10年を要したとも言われています。
では、なぜ10年近くもの時間がかかったのでしょうか?これには、EUに加盟する為の条件がかなり厳しいからのようです。
EU加盟の条件とは?
EUに加盟するには次の条件があるようです。
- 民主主義、法の支配、人権、マイノリティの尊重と保護を確保する安定した体制を有していること
- 連合内における経済的な競争力と市場原理に耐えうる能力を有していることに加え、市場経済が機能していること
- 政治同盟、経済同盟、通貨同盟としての目的を遵守するなどの、加盟国としての義務を負うことができること
この条件以外にも、全加盟国の承認が必要となります。
上記の内容をまとめると①法の支配や汚職の撤廃②経済の安定などの条件を満たさなければいけません。その為、加盟交渉には数年かかるのが一般的と言われています。
まとめ
ウクライナがEUに加盟するメリットとして、承認された場合軍事的な支援をEUから受ける事ができるというのが今回の最大のメリットである事がわかりました。
その為、ロシアはなんとしてでもウクライナのEU加盟を避けたいところになりますね。
承認までかなりの時間がかかると言われていますが、これ以上戦争が広がらない為にもいい方向で決まることを願います。