レイズに所属の筒香嘉智選手がメジャーで通用しないことを受け、戦力外通告を受けてしまいました。
当初は、日本からアメリカのメジャーへ挑戦をする筒香嘉智選手を応援するファンも多かったのですが、良い結果が残せず今回の挑戦は大成功とならなかったようです。
では、筒香嘉智選手はなぜメジャーで通用しなかったのでしょうか?この記事では筒香嘉智選手のメジャーでの成績や野球ファンからの評価を調査しました。
筒香嘉智はなぜメジャーで通用しなかった?
筒香嘉智選手はなぜメジャーで通用しなかったのでしょうか?調査をしたところ、3つの理由があるようです。
- 26試合の出場でホームランがなかった
- チームへの貢献度が低い
- 成績と年棒が見合っていない
では、それぞれの理由を見てみましょう!
①26試合の出場でホームランがなかった
筒香嘉智選手は打者としてレイズに2020年から内野手・打者として活動をしていました。実は、2021年に出場した試合でホームランを一度も打っていないことが分かりました。そして、2021年の打率がこちらです。
26試合出場:打率.167、0本塁打、5打点
この成績をみると、本塁打が0になっています。つまり1回もホームランがなかったということです。打率も.167ととても厳しい数値です。
また、2020年度の打率はこちらです。
51試合出場:打率.197、8本塁打、24打点
打率の高い選手は「安定性の高い打者」「確実性の高い打者」と考えることができます。良い打者と言われているのは3割を超えているのが一流の打者と言われる目安です。
野球ファンや筒香嘉智選手のファンであれば、ホームランで笑顔で走り抜ける姿を見たいものですよね。今季の筒香嘉智選手はホームランを1度も打てなかった事が戦力外通告の1つの要因です。
②チームへの貢献度が低い
チームへの貢献度が低いとはどういう事なのでしょうか?調査をしたところ、チーム貢献度がわか数値がありました。その数値を示すのが「WAR」という単位です。
WARとは「Wins Above Replacement」の略で、代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みできたかを計算したもの。メジャーリーグではBaseball-Referance版(rWAR)とFangraphs版(fWAR)の2つが主流である。
引用:ウィキペディア
今季の筒香嘉智選手のWARの成績を見てみましょう!
- rWAR:-0.6
- fWAR:-0.5
平均的なレギュラー野手や先発野手のWARは2.0とされています。一方、平均的なリリーフ投手のWARは0.3とされています。仮にWARが0ならば、その選手は「代替可能」なレベルということになるのです。
つまり、筒香嘉智選手はマイナスがついていますよね。このことからも、「代替可能な選手」となっているほど、チームへの貢献ができなかったようです。
③成績と年棒が合っていない
先述でも記載しましたが、筒香嘉智選手の成績は思ったよりも苦戦していましたよね。そこで、契約をしている筒香嘉智選手の年棒を調査してみました。
まず、筒香嘉智選手のレイズとの契約金額を見てみます。2019年12月に契約した際は2年で1,200万ドル(約13億円)の契約を交わしていました。そして、今季2021年は年俸700万ドル(約7億6000万円)で契約をしています。
筒香嘉智選手の日本で残した成績、通算205本塁打、OPS・910の打撃力を期待されていましたが、チームや監督が思うような結果を残すことができなかったのです。
野球ファンからも、年棒貰いすぎと言われるほど、良い結果を残す事が出来なかった筒香嘉智選手。チームの期待に応えることが出来なかったようです。
筒香嘉智選手の監督・ファンの評価は?
では、監督や野球ファンは今回の筒香嘉智選手の戦力外通告を受けてどのようなことを思ったのでしょうか?
ケビン・キャッシュ監督はこのようなコメントを出しています。
「彼がどんなに一生懸命努力してきたか、毎日しっかり準備してきたか、前向きな姿勢を保ってきたか、ということを考えると、彼を責めることはできない。ここ数週間、打席数や出場機会の確保が少し難しくなっていた。他の選手に出場機会を与えたほうがチームのためになると思ったんだ」
引用:MLB.jp
筒香嘉智選手が頑張っていることを理解した上で、今季の結果が残せなかったことをしっかり評価しているようです。
ファンからは「遅すぎる」「球団に感謝しなければ」というような厳しい意見も寄せられています。
筒香嘉智プロフィール
- 名前:筒香嘉智(つつごうよしとも)
- 生年月日:1991年11月26日
- 出身地・和歌山県
- 投球・打席:右投・左打
筒香嘉智選手は元プロ野球選手の中畑清さんに「松井秀喜と似たものを持っている」と、とても高い評価をもらっていました。実際に筒香嘉智選手の憧れの存在は「松井秀喜選手」です。